犬ころたちの唄

Comment

映画『犬ころたちの唄』へコメントをお寄せいただきました。(敬称略・順不同)

ナオユキ(スタンダップコメディアン)

犬ころたちの唄。

此処は広島 横川。
愛しくも愚かしき者達の傍らに
酒とBLUESが転がってる。

躓いた女が寄り添うは
真っ直ぐ進めない男

躓いた女が寄り添うは
真っ直ぐ進んできた男

躓いた女が寄り添うは
真っ直ぐ進もうとする男

其々の深き夜。
明けると限らぬ深き夜
太陽を待たず月明かりで
兄弟は暫し互いを確かめる。

福島拓哉(映画監督)

映画と共にいろんな街を、旅してきた。
旅先で出会う音は、街の印象を決定づける。

パリの路上を盛り上げたギタリスト、ズーリックのハコで見た片腕の技巧派ドラマー、バルセロナで参加した大人数のセッション、ヒロシマで偶然出会った深夜兄弟。

今も交流があるハンブルクのFUCK ART LET’S DANCE、エディンバーグのChingon、バンコクのModern Dogと同様、僕にとって深夜兄弟は忘れられない夜をくれたミュージシャンであり、映画とめぐる旅で降り立ったヒロシマという街の記憶そのものと言ってもいい。

そんな彼らが主演の映画ができたと知ったとき、思わず声を上げた。比喩じゃなくて本当に声を上げた。広島から遠く離れた東京の片隅のPCの前で、一瞬にして旅の記憶が彼らの音楽と共に蘇った。
きっと僕は、彼らを最初から、映画的だと感じていたのだと思う。

ヒロシマが、ヨコガワが、彼らの詩となり音となり、スクリーンから溢れ出す。
彼らを眺めているだけで、路地の匂いまで思い出せる気がする。
どこにでもいそうでこの街にしかいない、深夜兄弟。
本と自由で酒と自由を。
酒と自由で本当の自由を。

入江悠(映画監督)

どこか懐かしい匂いのするこの映画には、
歌を口ずさみ、つまびかずにはいられないささやかな衝動と、
誰かと集わないではいられない私たちの弱さが詰まっている。
とても優しく、街で暮らす人の体温が伝わってくる映画でした。

吉岡睦雄(俳優)

この映画に完全にノックアウトされてしまった。
メガトン級のパンチ力。
3兄弟の歌声が耳から離れない。
3兄弟の可笑しい右往左往が、恥ずかしい位に真っ直ぐな生き様が、下らない言い争いが、脳裏から離れない。
どうやったらこんな映画が撮れるんだ?
いつもニコニコしている前田多美。
あの笑顔の裏には一体何が隠されてるんだ?
大好きな映画。
広島から世界に届け!

工藤祐次郎(シンガーソングライター)

自分が音楽を演る時はいつも、それを受け取った誰かが
“自分にも何かやれる気がする!”
と感じてくれていたら最高だなと思っている。
多美さん、『犬ころたちの唄』のラスト30分を観た僕はまんまと
“おれも何かやれそうな気がする!”
と思わされているよ。

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